日本のサンクチュアリ 鹿島パラダイス 後編

後編は夜の宴会編です。
といってもただの宴会じゃないですよ。

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さてさて、作業も終わり、
シャワーを浴びたところで、
お決まりの宴会タイムですが、
ここが鹿島パラダイスのすごいところで、

集まった人がみんな今の日本の農業含め、
資本主義・大量消費構造になにか違うんじゃ
ないかと感じていて、その上で自分がなんとかアクションを起こさなくてはいけないと実感しているひとたち。

いつからともなく、論議が始まり、
社会をかえる手段について、
その方向性など、みんなが
考えていることをぶつけ合う。

みんな意識が高い。

オーガニック無ろ過のワインや、
Karasawa自家製ビール、
自家製日本酒を味わいながらも、

いい気分の大人が間髪要れずに
しゃべるしゃべる。

なんだかとてもいい気が流れているんだと思う。
なんだかとっても気持ちいい時間。


ユニクロの安さは外国労働者の搾取だといって
ユニクロの服を1着も買ったことがない、アパレルの社長さんのいうことは筋が通っていてかっこいい。
この人、おもしろいおじちゃんです!

(このブランドは45rpm
オーガニックの綿花を使った服を作っているのですが、
今回この鹿島の純日本産の綿花でオーガニックコットンを作りましょうということでいらしていた)

アパレルも食も、
変えていかなくちゃいけない。
自分の国のことは自分でやらなくちゃ。

〝食べ物であって食べ物じゃないようなもの〟が
あふれている中で、本当の食べものを買うことは
お金がかかることだけど、
実はそれは高くなくて、本当の食べ物の値段なんだよ、ということを認識できるようにしていかなくてはいけない。



エンゲル係数が高いのは、貧しい家庭だと
私は小学生のときに習った気がするけど、
その時、間違った常識を植え込まれてしまった。

多くの人がそう。


そういったことに関する『再教育』『再認識』が
今必要なのだと思います。


みんながみんな農家にはなれないから、
誰かはお金を動かす仕事だったり、
コンピューターの仕事について
得意分野で役割分担。それは必要。

でも一番大切な『食』の部分に従事する人が
もっとたくさんいなくてはいけないし、
もっと重んじられる社会になって欲しいです。


これからここにいるみんなで協力していこう!
と、日付が変わるすれすれで宴会は終了。


話すだけ話し、食べるだけ食べ、飲むだけ飲んで、
ぐっすり眠る、最高の夜でした。

ちなみに私は発芽ちゃんという名前をいただきました。
発芽ちゃんが発芽するイメージで
コスチュームも作ってあげるからって(笑)



週末はいつもこんな感じで、こんな考えの方たちが
集まってくるんですって。

鹿島は日本のサンクチュアリ(聖域)と教えて
もらったのですが、まさにそうだなあ。
私たちの秘密基地って感じ。

これからも頻繁におじゃましたい
場所になりました

Karawsawaさんのスタンスと人柄として、
来るものこばまず、みたいな感じだと思うので、
気になる人は訪問歓迎してくれると思いますよー。



鹿島へGOです。